皆さま、こんにちは。satoie(竹田建設株式会社)の竹田瞳です。
7月17日~19日の3日間、オンラインでPHPP集中講座を受講しました。
当社が賛助会員として加盟するパッシブハウスジャパンが開催している講座です。
PHPPとは
ドイツのパッシブハウス研究所が作った建物の消費エネルギーを計算するExcelベースのソフトがPHPP(Passive House Planning Package)です。
現在計画中の我が家で認定を目指している「パッシブハウス」では、認定申請のためにPHPPでの計算が必要になります。
パッシブハウスの認定条件となる年間の冷暖房需要や一次エネルギー消費量など、計画段階からPHPPに入力して基準をクリアできるか検討します。
入力項目は建築地の気象データや周囲の環境、屋根や壁・床や基礎などの断熱構成や窓、換気や冷暖房・給湯や家電の情報など、200以上にもなります。
PHPP集中講座
講座ではPHPPのソフトの使い方や、各入力項目の説明を受けて、実際のパッシブハウスの申請資料を見ながらPHPPに入力をしていきます。
講師の方々の説明を受けながらPHPPに入力もするため、パソコンを2台準備して受講しました。
今回は実際に数年前に建築されたパッシブハウスの資料を見ながら、入力を学びます。
申請に必要となる図面などの資料の説明も受けながら、各入力項目を資料と照らし合わせながら確認します。
今の私には馴染みのない言葉や項目も多く、まだまだ勉強しないといけないなと改めて感じます。
パッシブハウスの認定を目指すことになり、最近は色々な人からお話を伺うことも多いのですが、今回の受講でも「あの時の話はここに関係していたのか!」と改めて理解できた部分もあります。
受講を終えて
今回の受講者の中には2度目の受講の方も何名かいらっしゃいました。
一度受講して実際にPHPPを使い始めると、新たな疑問や壁にぶつかるそうです。
私も実際に計画中のプランをPHPPを入力してみていますが、まだまだ分かりにくい部分も多く、触っていく内に疑問が生まれるのがわかる気がします。
ただ実際入力してみると、今の計画はこの部分が弱いんだなと気付けたり、ここを強化すればこんなに変わるんだなと分かったりするので、「入力は複雑だけど実際に触ると楽しいよ」と言っていた講師の方々の言葉が理解できました。
3日間で10時間以上の講座でしたが、大変勉強になる時間でした。
多くのことを学び、一緒に受講された方々の前向きな姿勢も感じていい刺激を頂きました。
これからも学びを続けていくことで、satoieとして住む人や地域や環境のために出来ることを考え、より良い家づくりをしていきたいと思います。