皆さま、こんにちは。satoie(竹田建設株式会社)の竹田亜沙美です。
今日は少し視点を変えて、これからの時代の家づくりと、私たちsatoieが大切にし続けている想いについて、少しお話しさせていただきたいと思います。
いきなりですが、皆さまは日々の暮らしの中で「AI(人工知能)」に触れる機会はありますか?
最近では、スマートフォンの音声入力や、自動でスケジュールを整えてくれる機能など、私たちの身の回りにも、驚くほど便利で優秀なIT技術があふれています。
私は、どちらかというと機械音痴で苦手意識があるのですが…(笑)
子どもと公園で知らない虫を見つけたり、海でキレイな石を拾ったりした時にAIに尋ねています。
あっという間に答えが返ってきて、「なんて便利なんだろう!」と思う反面、子ども達にとっては図鑑などで調べるという選択肢より、AIという選択肢が当たり前な時代になったと思うと、なんだか少し寂しい気持ちや、「これでいいのだろうか」と、ふと考えたりもしています。
便利な時代だからこそ、見つめ直したいもの
実は家づくりの世界でも、こうした新しい技術のチカラを借りる場面が多くなってきています。
たくさんの情報から一瞬で最適な間取りのヒントを見つけ出したり、さまざまな視点からのアドバイスによって、より良いアイデアに結びついたり。
効率的に、そして賢く選択を進められるという点で、技術の進化は本当に素晴らしいものだと、私も日々実感しています。
物事がスピーディーに進み、知りたい情報がすぐに手に入る現代。
それはとても便利で、ありがたい時代です。
しかしながら、そうした効率的な世の中だからこそ、私たちがより一層、愛おしく、誠実に見つめ直していきたいと考えているものがあります。
それが、人の「五感」と「手」によって、時間をかけて丁寧につくり上げられる「温もり」です。

数字や効率だけでは測れない、暮らしの手触り
誤解のないようにお伝えしたいのですが、私たちは決して、最先端の技術や効率的な進め方を否定したいわけではありません。
便利なものは上手に取り入れながら、「ゆとり」を作ることはとても素敵なことだと思います。
ただ、どれだけ時代が進化し、机の上や画面の中だけで日当たりや風通しの数値を計算できるようになっても、私たち設計士が「現地に立って、五感で感じたこと」に勝る設計図はない、と私は考えています。
敷地に立った瞬間に感じた風の冷たさや、ふと目にとまった美しい緑の景色、その土地が持つ独特の静けさ。
そうした数値やデータには表れない「心地よさの種」を素直に受け止め、図面に落とし込んでいくこと。
以前ブログでお話しした、数値ばかりを追い求めない家づくりとも似ていますが、この設計士の五感こそが、satoieの設計のスタートラインです。
そして、その図面を現実のカタチにするために、最後の1ピースを埋めてくれるのが、現場の職人さんたちの「手仕事」であり「技術」です。

例えば…
・裸足で歩いたときに、優しく肌に馴染む無垢の床
・夕暮れ時の光を浴びて、繊細な陰影を映し出す珪藻土の塗り壁
・お部屋のサイズに合わせて、職人さんが使いやすく整えてくれた造作の家具
これらは、どれだけ緻密な計算があっても、それだけでは生み出せないことです。
職人さんたちが「ここに住むご家族が、毎日を気持ちよく過ごせますように」と、五感を研ぎ澄ませ、素材と対話しながら調整していく。
その実直なプロとしてのまなざしがあって初めて、お家に本当の「温もり」が宿るのだと思っています。

職人の手仕事が、お家に宿す「温もり」
私自身がそうなのですが、新しく完成した住まいを見渡したときに、仕上がった床や壁、家具を見て「造り手の顔」がふっと頭に浮かぶ瞬間が、とても素敵だなと感じています。
だからこそsatoieでは、お家が完成していく過程の現場に、お施主様にもできるだけたくさん足を運んでいただきたい、と思っています。
「あの真面目そうな大工さんが、一枚一枚、丁寧に床をはってくれていたな」
「あの左官さんが暑い中、一生懸命に壁を塗ってくれたな」
実際に職人さんが手を動かしている姿を間近で見て、そのぬくもりを肌で知っているからこそ、目の前にある素材への愛着はより一層深いものになります。
壁に残るわずかなコテムラの表情さえも、機械的な模様ではなく、我が家のために手を尽くしてくれた職人さんとの「優しい記憶」に変わるのです。
効率やスピードを最優先に考えれば、あらかじめ工場で綺麗にセットされた均一な材料を、パズルのように組み立てていく方が、ずっと早くお家は完成するかもしれません。
でも、私たちはあえて、手間も時間もかかる方法を選んでいます。
それは、工業製品のような「完璧さや均一さ」よりも、少し不器用でも、何年経っても飽きることのない、職人の手仕事による「優しい手触り」を皆さまにお届けしたいからです。

私たちが丁寧に造り、住む人が育む家
家づくりにおいて、便利なツールを使って時間やコストを賢く整理することは、これからの時代においてとても大切なプロセスです。
その一方で、私たちが丁寧につくった家の中で、そこに住む人が笑顔で、安心して、何気ない日常の小さな幸せをはぐくんでいく。
そんな「豊かな暮らし」の土台になる部分は、これからも変わらず、人の温かい手でつくり続けていきたい。
それが、私たちsatoieの変わらない想いです。
便利なデジタルに支えられながら、暮らしの真ん中には、本物の素材と手仕事の優しさがある。
皆さまなら、そんな温もりあふれるお家の中で、どんな優しい時間を過ごしてみたいですか。
satoieの現場は見学可能です
どんな職人さんが、どんな風に心を込めて家を造っているのか。
実際の空気感や、手仕事の温もりをぜひ現地で体感してみませんか?
建築中の現場はいつでも見学していただけます。
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