皆さま、こんにちは。satoie(竹田建設株式会社)の竹田瞳です。
先日、児島市民交流センターにて防災イベントを開催しました。お子さま連れの方やご夫婦、お友達と一緒に参加された方など、たくさんの方にお越しいただき、賑やかなイベントとなりました。
4月17日に愛媛・高知で震度6弱の地震があり、岡山県でも震度3の揺れが観測されました。夜遅くに緊急地震速報が鳴り、驚いた方も多かったかと思います。地震の3日後のイベントだったこともあり、締切直前まで申し込みがあり、皆さんの地震に対する意識が高まっているのだなと感じました。
防災セミナー
セミナーは防災士でもある建築士の伊藤がお話させて頂き、液状化や津波、洪水などの各ハザードマップを確認したり、災害が起きた時に取るべき行動を解説しました。メモを取りながら聞いてくれている方や、うなずきながら資料に目を通す方。皆さん真剣に話を聞いている様子でした。
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地震の際に停電したら、火災を防ぐためにブレーカーを切る。
断水した場合には、順番に水道の元栓を閉めていくこと。
転倒によるケガを防ぎ、避難経路を確保することを考えた家具の配置。
耳にしたことのある情報も多かったかもしれませんが、手順までは理解出来ていなかったり、忘れていたことも多いと思います。この機会にご自宅で手順や配置を確認してみるといいですね。我が家も家具の配置は危険なところが多そうです。
災害グッズ作り
セミナーの後は災害グッズと非常食の手作り体験をしました。
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90Lのゴミ袋で作ったポンチョです。今回は定規と油性ペンで線を引いてから切りましたが、切る場所を覚えればハサミだけあれば作れます。男性でも十分な大きさで、簡単に作れて雨や風も遮られるので災害時には重宝しそうですね。畳んでも普通のレインコートよりコンパクトなのが嬉しいと喜んでいただけました。
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次に2Lのペットボトル用の段ボール箱を使って椅子を作りました。ハサミで切ったり折り目を付けて組み立てます。テープなどが無くても組み立てられるので、ハサミやカッターナイフがあれば避難所でも簡単に作ることが出来ます。避難所になる体育館等は床が固く冷たい場所が多いので、椅子があれば身体への負担が少なく過ごせますね。
パッククッキング
災害グッズの後は非常食作り。今回は皆さんにパッククッキングという調理方法を体験してもらいました。耐熱性のポリ袋に食品を入れて、袋のまま鍋で湯煎する調理法です。
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水道が使えない災害時には、水はとても貴重です。パッククッキングは少ない水で調理でき、茹でるためのお湯も何度も使いまわしが出来ます。袋ごとに違う食材を入れて、一つの鍋でまとめて調理できるので、ガスの使用量も少なくて済みます。また、ビニール袋のまま食べることができて鍋も汚れないので、食器や鍋などを洗う水も必要ありません。貴重な水が節約できる調理法なので、災害時にはとても役立ちますね。
今回は、2種類調理してみました。1つには無洗米と水を入れてお米を炊いて、もう1つには乾燥パスタと水を入れてパスタを茹でました。パスタは缶詰などで味付けし、色々な味を試してもらいました。手軽に調理できて美味しいと好評で良かったです。
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非常食や保存食というと、水やお湯を入れるだけで食べられるアルファ米や缶詰が一般的です。保存期間が長く頻繁に買い替える必要がないのは嬉しい点ですが、1食あたりの金額も割高ですし、口に合わないという声も。
今回のパッククッキングは、備蓄品としてカセットコンロがある想定です。岡山県で被害が予測されている南海トラフ地震は、広い地域で甚大な被害が及ぶ可能性があるため、政府は1週間以上の備蓄を呼び掛けています。カセットコンロを備蓄することで、パッククッキングなどで普段使っている食材や道具を使って食べなれた料理が食べられます。
また、暖かい物が食べられるというのが大きなポイント。過去に被災された方たちの多くが、避難生活中に暖かい物を食べたかったと話しているそうです。岡山県はオール電化のご家庭も多いので、台風による停電でIHが使えない時などにもカセットコンロがあれば安心ですね。
非常用持ち出し袋と備蓄品
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会場には非常用持ち出し袋や備蓄品の見本も展示しました。実物を目で見て、量の多さや重さも実感して貰うと、皆さんその量の多さに驚かれていました。1人分でもこれだけの量ですから、家族の人数分を用意すると保管場所もよく考えないといけませんね。
最後に
今回は初めての試みとして、防災イベントを開催させていただきました。説明がわかりにくかったり手際の悪い所もあったかと思いますが、「勉強になりました」「楽しかったです」「また来たい」と皆さんおっしゃってくださったので、開催して良かったなと思っています。
防災の知識を持ち、備えをすることで災害が起きた時に慌てず落ち着いて身を守る行動が出来ます。ご参加いただいた方はもちろん、そのご家族も、また地域の方々にも防災の知識が広がり、災害に備える地域づくりに少しでも貢献出来たらと思っています。今後もこのような地域の方々のお役に立てるイベントを定期的に開催したいと考えていますので、今回来られた方は次回も、来られなかった方も次回はぜひご参加いただけたらと思います。最後になりましたが、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。