皆さま、こんにちは。satoie(竹田建設株式会社)の竹田瞳です。
先週末にワークショップを開催したので今回はその様子をご紹介します。
12月14日、倉敷市児島産業振興センターで「ピカピカどろだんご作りワークショップ」を開催しました。
5歳から小学生のお子さまを中心に、合わせて30名の方々にご参加いただきました。
塗り壁材として使われる珪藻土
今回は家づくりで使用する塗り壁材、珪藻土を使ってどろだんごを作りました。
使用した珪藻土は、satoieの家づくりで壁の仕上げ材として使っている「湯布珪藻土」。
つなぎとしてセルロースファイバーや食用でんぷんのりを使った自然素材100%の塗り壁材です。
珪藻土は多孔質で目に見えない小さな穴がたくさん空いていて、その穴に湿気が出入りして室内の湿度をコントロールする「調湿効果」のある素材。
湿度が高くジメジメした夏は湿気を吸収してくれて、湿度が低く乾燥する冬は霧吹きで壁に水を吹きかければ湿度が上がるので、除湿器や加湿器いらずです。
また、接着剤で固めず自然由来の素材だけで出来ているので、水をかければ柔らかく戻ります。
服についてしまっても洗えば落とせますし、壁に傷がついても自分で直せるメンテナンス性の高さも嬉しいポイントです。
現在建築中の我が家の壁にも、この湯布珪藻土を塗る予定です。
satoieでは風合いの変化が愉しめるようなものや、お手入れしながら長く使用できる素材選びをして、長く愛着を持って暮らしていける家づくりを考えています。
どろだんご作りスタート!
さて、今回はそんな湯布珪藻土のどろだんごキットで、ピカピカの割れないどろだんごを作ります。
赤・青・黄色・緑の4色の中から、それぞれ好きな色のどろだんごを作ってもらいました。
デコボコした丸いどろだんごを10秒水につけて、表面を少し柔らかくします。
みんなで10秒数えながら水につけました。
取り出したどろだんごを、付属の木のキャップできれいな丸になるように削っていきます。
「丸くなってきた!」「このくらい?」
お互いに確認しながらクルクル削ります。
ここでしっかり削ってきれいな丸にするのが一番のポイント!
慎重になってあまり削らなかったら、デコボコが残ってしまいます。
先日見本のどろだんごを事務所スタッフで作ったのですが、私はあまり削らなかったので少しデコボコのどろだんごになってしまいました(笑)
この段階で出来るだけきれいな丸にすれば、後に付ける色粉が付きやすくなってピカピカになります。
小さなお子さまもみんな頑張ってきれいな丸にしてくれました。
次に色粉をつけます。
どろだんごを一瞬水につけて、色粉をつけてから色粉をこすりつけるようにして削っていきます。
あまり色のついていないように見える色粉も、水分を吸って段々と鮮やかな色になります。
色粉をつけてクルクルこすりつけて、また色粉をつけて、と何度か繰り返していきます。
段々ときれいな丸い色付きのどろだんごになっていきます。
上手な人はこの段階ですでにピカピカしてきていました!
ピカピカのどろだんごが完成!
最後にどろだんごをビニール袋に入れて、袋越しにシャカシャカ磨きます。
袋から取り出したら完成!ピカピカ光るどろだんごになりました。
みなさんご家族やお友達と一緒に、笑顔で楽しく作業してくれました。
「帰ってお父さんとも作ってみる!」「もっとピカピカにしたいからもう1個作りたい!」と追加でキットを購入された方も。
完成したどろだんごを「ホントに割れないのかな?」と何名かのお子さんが落として確認してみてくれました。
見ていて少しドキドキしますが(笑)、本当に割れないのでみんな驚いていました!
このどろだんごも珪藻土なので、湿度を吸収してくれます。
調湿効果のあるインテリアとして、皆さんがおうちに飾って愉しんでくれると嬉しいですね。
皆さまありがとうございました
次回は、来年2月5日(水)に0~3歳のお子さま向けの絵本の読み聞かせとFIRST ARTのワークショップを開催します。
今後もワークショップなどのイベントを通じて、皆さまにsatoieの家づくりに触れていただける機会を提供して行きたいなと考えています。
改めまして、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。