皆さま、こんにちは。satoie(竹田建設株式会社)の伊藤洋子です。
今回は10月29日に当社モデルハウスにて、タイルクラフトワークショップを開催した時の様子をご紹介させていただきます。

まずは図案を考えるところから
当社では初めて開催のタイルクラフトワークショップ。
暮らしの中で使っていただけるものを作っていただきたかったので、今回は鍋敷きを作りました。
大工さんが作った木のフレームを準備し、そこにタイルを敷き詰めて鍋敷きにします。
事前に図案を考えてきてくださる方も何人かおられて、とても楽しみに参加してくださったのが伝わってきました。
図案や色合わせをゼロから考えるのは難しい…と感じられる方もおられるかと思い、事前にキットも作っておきました。
「キットだと出来上がりの写真もあって並べ方もわかっていいわ!」
「パズルをしているみたいで、脳トレになる!」などの嬉しい声もいただきました。


もちろん、色柄サイズ違いなど100種類以上あるタイルの中からお好きなものを選んで組み合わせて図案を考えて作成される方もおられました。
木枠に型紙を敷いて、きれいに並べていきます。
タイルは直径1cmほどの小さな物もあり、ピンセットでそっと配置するのですが隣のタイルに触れると配置がずれるので、皆さん黙々と取り組まれていました。


ボンドで底板に接着
配置が決まったら次は底板にボンドで接着。
ここをどうすれば手間がかからず楽にできるかを考え、マスキングテープを使うことにしました。
並べ終わったタイルの表面を幅広のマスキングテープで貼り、木枠の一辺も一緒に固定します。
表面に貼ったテープをめくるとすべてのタイルが枠からずれることなく取り出すことができます。
敷いてあった型紙を取り出し、底板にボンドを塗ったら、テープに貼りついたタイルをそのままそっと元の位置に戻し、上からしっかり押さえるとボンド接着完了です。


タイルの目地を埋めていく
今回は目地を埋める作業もご自身で体験いただきました。
ボンドが硬化したら表面のテープをはがし、タイルの隙間に目地を入れていきます。
今回は専用の道具などを使わず、手で目地を詰めます。
手袋を使い、指で押し込むように目地を入れるのがコツです。
手に取ることで目地材の硬さなども確認いただけました。


余分な目地材を落として完成
「こんな感じで大丈夫かな?」とお互いに確認し合いながら、楽しく作業していただきました。
全部埋まったらヘラでタイル表面の余分な目地材を取り除きます。
そのあとスポンジで軽くこすっていくとタイルが浮き上がってきました。
「あれ!?ここ穴があいてるわ」となっても指で目地材を再度押し込めばきれいに埋まります。
「もう少しこすったほうが良いかな?」と完成が近くなり、仕上工程は皆さん笑顔で進んでいきます。



最後ウエットシートでタイル表面を磨き、木枠の汚れ防止のマスキングテープをはがすと完成です。
参加された方々の作品は、皆さんそれぞれに出来上がりが違いアートを感じる素敵なもので、感動しました。
「次回はいつ?もっと大きな作品も作ってみたい」というリクエストもいただきましたので、また次回も計画したいと思います。
タイルクラフトを体験してみたいと思われる方は、次回ご参加くださいね。







ご参加いただいた方のお宅に先日お邪魔したところ、鍋敷きとしてではなく、インテリアとして玄関先に飾ってくれていました。
鍋敷きにしたら勿体ないと思って、飾っているとのことで、とても嬉しく思いました。
職人さんの仕事の一部を体験いただけるワークショップは、今後も開催したいと思います。
モノづくりの楽しさを味わえるワークショップは毎回好評なので、「こんなのやってみたい」という方は是非ご意見をお聞かせください。
今月はクリスマスに向けた「Xmasスワッグのワークショップ」と来月にはお正月に向けた「寄せ植えワークショップ」を開催します。
すでに満席の時間帯もありますが、ご予定の合う方は是非ご参加くださいませ。
