皆さま、こんにちは。satoie(竹田建設株式会社)の竹田瞳です。
今日は、障子のある暮らしの中で感じていることを少し綴ってみたいと思います。
見晴らしの家は、モデルハウスでありながら、私たち家族が実際に暮らしている”暮らしのモデルハウス”です。
日々の生活の中で気づいた小さな心地良さを、そのまま来て下さる方にもお伝えできたらと思いながら暮らしています。
自室の障子と、四季桜の影
自室の東面にある障子は、庭木の影がきれいに映るよう、格子を少なくしています。
冬の朝は、四季桜のお花が障子に映り込み、毎朝お花見をしているようで、とてもうれしい時間でした。


今の季節になると影の輪郭がくっきりとし、コントラストが強くなり、映るシルエットも変わります。

付加断熱で外壁が窓よりも前に出ているため、夏に近づくと外壁の影まで障子に映り込みます。
冬は日が低く、外壁の影が入らないので、庭木のシルエットだけが美しく浮かび上がる季節。
光の角度ひとつで、こんなにも違う景色になるのだなと、暮らしながら気づかされました。
朝の身支度をしながら、朝ご飯を食べながら、障子越しに揺れる影を眺める時間は、毎日の癒しになっています。
静かな佇まい
障子の両側には、壁と同じ紙クロスで仕上げた襖があります。
これから日差しが強くなる季節には、襖を閉じて日射しをやわらげることで、朝の室温上昇を抑えてくれるのではと期待しています。
壁と同じ仕上げなので、開けていても閉めていても空間にすっと馴染んでくれるところも気に入っています。
倉敷格子をイメージした障子
2階の畳スペースには、北面に障子があります。
倉敷の美観地区にある「倉敷格子」をイメージしてデザインしました。
長い格子の中に短い格子が3本入る、伝統的な倉敷格子の意匠をモチーフにしたデザインです。

そしてこの障子は、左側の襖の後ろに引き込まれて隠れる納まりになっています。


北側の窓からは龍王山が見えるため、障子が全開になるような納まりにしています。
今は庭の植栽も少し見えて、それがまた心を和ませてくれます。
暮らしが豊かに
影を愉しんだり、建具としての佇まいを愉しんだり、時には襖の裏に引き込んで存在感を消してくれたり。
障子は、暮らしの中でさまざまな表情を見せてくれます。
そして何より、障子越しに入る光の柔らかさが好きです。
好きだと思える景色があることは、その場所を大切にしたいという気持ちにつながります。
これからも、この家で過ごす時間を丁寧に重ねながら、障子のある暮らしを愉しんでいきたいと思っています。