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新築

見晴らしの家|倉敷児島パッシブハウス(仮)

倉敷市児島の高台に建つ見晴らしの家。
瀬戸内海、龍王山、鷲羽山へと3方に開けた立地に、恵まれた眺望を最大限に活かした2階リビングのお家が完成しました。

南北方向から45度振った敷地に、真南を向いて建つこの家。
南には鷲羽山から連なる美しい山並みと遊園地の観覧車が望めます。
この土地から見える一番心地よい景色に建物を素直に向けて配置し、変わっていく街並みの中でも、変わらない自然の風景を得られるよう、見晴らしと環境を最大限活かす住まいを考えました。

家族の集うダイニングキッチンは、この家の中心となる場所。
キッチン・作業台・ダイニングテーブルは、使う人やお家にぴったりと合うよう造作。
年月を重ねて使い込むほどに味わいの増す本物の木を使ったキッチンは、使うほどに愛着が増していきます。
窓から見える瀬戸内海や庭の景色も、日々の料理や食事の時間を特別なものにしてくれます。

窓辺にあるベンチや小上がりの和室、造作のソファ。
この家のLDKは腰かける場所がたくさん。
家族が思い思いの場所に腰をかけ、会話を愉しんだり窓からの景色に癒されたり。
何気ない日常の中にある小さな幸せが、暮らしを豊かにしてくれます。

窓辺のベンチから繋がる展望台と、お庭へと続く1階のデッキ。
雨や強い日射しを和らげてくれる深い軒のかかった半屋外空間は、家の外に居ながら屋内のように過ごせる場所。
外の光や風を心地よく感じることができる中間領域があることで、お家の中とお庭や自然の風景が一体となった伸びやかな暮らしが実現できます。

凹凸のあるそとん壁で仕上げた外壁は光が当たると柔らかな陰影が生まれ、庭の木々や自然豊かな街並みに調和します。
玄関先には街の人が誰でも座れるベンチを設け、個人と地域の境界を敢えて曖昧にしています。
街に開けた、風景の一部となる住まい。そして、街の風景を取り入れた暮らし。
住む人にとっても、この街にとっても、永く愛される建物となるようにと想いを込めたお家です。

延床面積 33.3坪(110.13㎡)

構造 木造軸組工法

施工エリア 岡山県倉敷市児島赤崎

断熱性 UA値0.26W/(㎡・K)

気密性 C値0.20㎠/㎡

耐震性 許容応力度計算による耐震等級3